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■アンテナコントロール配線
ひと昔前主流だった、電動で伸びるロッドアンテナを伸ばすために、ラジオやナビの電源が入った時に通電する配線です。
現在はロッドアンテナを装備した車は減少傾向にあります。その理由は、ガラスプリントアンテナの能力が向上したため、車のスタイリングにマイナスになるロッドアンテナは敬遠されるようになったからです。
ただし、ガラスプリントアンテナやフィルムアンテナは、単体ではロッドアンテナの感度には今でもかなわないので、ブースターと組み合わせることでロッドアンテナ並みの感度を確保しています。
この「アンテナコントロール配線」はそのブースターに電源を供給する配線となります。ですので、ロッドアンテナじゃないからといって接続しないでいると、ラジオは聴けない、FM-VICSも受信しないということになります。
■イモビライザー(Immobilizer)
電子的なキーの照合システムによって、専用のキー以外ではエンジンの始動ができないという自動車盗難防止システムのこと。
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■整流ダイオード
交流電流(AC)を直流電流(DC)に変換し、電気の流れをアノード側(+)からカソード側(-)にする電子部品です。
アノードからカソードへは電流を流しますが、カソードからアノードへは流さない性質をもちます。
■接触角(Contact Angle)
液体が固体の表面上で熱力学的に平衡となったときに形づくられる角度のこと。液体 - 固体 - 気体の接合点で水滴曲線の終点と固体表面の接触角との間の角度をさします。
初期接触角の評価は撥水処理を確認するのに最も重要なポイントです。接触角110±5˚が判定基準になります。
■リレーレスとリレーハーネス
リレーレスは車体の左右のソケットから電源を取ります。取り付けは車体のソケットにカプラーオンで簡単にできます。
しかし、安定性は、リレーハーネスに比べると劣ります。取り付けるHIDが高電圧の場合や、一部のお車ではチラつきや点灯不良が起こる場合があります。
リレーハーネスはバッテリーから電源を取ります。リレーレスと比べると、バッテリーの位置によっては、取り付けが困難な場合もあります。バッテリーからの電源供給になるため、安定性は抜群です。
どちらも一長一短があります。
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■ロービームとハイビーム
ヘッドライトには、通常、ロービーム、ハイビームが備えられています。
道路運送車両法等では、ロービームの正式名称は「すれ違い用前照灯」、ハイビームは「走行用前照灯」とされ、その照射距離は、ロービームは前方40m、ハイビームがその倍以上の前方100m先を照らすことができるものと定められています。
また、その使用方法として、対向車や前走車が存在する場合には、ロービームを使用することとされています。
ハイビームにはロービームのような状況を限定した使用規定は存在しませんが、その照射範囲の広さや走行用前照灯という名称等からも通常の走行を想定したライトと考えてよいでしょう。
■ワンタッチウィンカー機能
メルセデスがいち早く標準採用した、とても便利な機能。それ以降、BMWなどの欧州車がどんどん採用して日本車まで飛び火しています。右に、あるいは左にウインカーレバーを少し触ると、数回点灯して消えるようになります。車線変更時などで大変威力を発揮する機能です。
また、ハザードとウインカーの指示をする時に後から指示したものが優先されます。
たとえばハザード点滅中に右ウインカーを指示するとハザードは一旦キャンセルされ、右ウインカーが点滅します。右ウインカーの点滅が終了するとハザードが点滅します。その逆でも同じです。
■ABS
アンチロック・ブレーキ・システム(Antilock Brake System)の略語です。タイヤロックをせずにブレーキを作動させる機能です。
ABSが搭載されていない車は、走行中、目の前に何か障害物を発見して急ブレーキをかけても、ハンドル操作ができないため、ぶつかってしまいます。
それに対して、ABSが搭載されている車は、走行中に急ブレーキをかけ、そのままブレーキを踏んでいても、自動的にブレーキの圧を調整してくれます。ポンピングブレーキ(フットブレーキを、空気を入れるように何度も踏んだり離したりするブレーキの踏み方)のような働きをします。
そのため、タイヤがロックされずハンドル操作が可能なため、緊急回避ができます。また、車の姿勢を安定させるため、立て直しがしやすく、スピンも回避できます。